スカンクシュリンプ抱卵

「スカンクシュリンプのお腹に卵があるんです!」「じゃ〜もう1匹はオスですね!」「カップルになったんだ!」

スタッフがホッコリした顔で…まるで、孫の誕生を待ち望んでるかのよう。

数日後…
「事件です!オスと思われたもう1匹のお腹にも卵があるんです!!!!」「誰の子⁈」「どういう事ですか⁈」…苦笑

実は、スカンクシュリンプは雌雄同体なんです。簡単に言えば、体に男性の生殖機能と女性の生殖機能があるわけです。ということは、自分1人で抱卵もできますが、有精卵かどうかは不明です。弱い立場の生物にとっては、2匹いればオスかメスにかかわらず子孫を残せる工夫は必要なのかもしれません。

生命の誕生から、ヒトに進化するまでの長い歴史を考えると、スカンクシュリンプの雌雄同体は神秘的ですね。

大きな海の中でしか見ることができない世界を、こんなふうに水槽の小さな海で見ることができるんです。皆さん、神秘的な世界を垣間見てみませんか?